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  • 2019/04/13 (土)
  •  統一地方選で県内唯一の市長選が行われる人吉市では、あす開戦のゴングが鳴る。現市長と前市長の前回と立場を入れ替えての再戦だけに、防衛か奪取かいやが応でも注目度は増す▼戦後19回を迎える同市長選の再戦は過去3度あったが、一騎打ち再戦は初めて。師走と1月の出馬表明後、両陣営は事務所開きからあいさつ回り、つじ立ち、町内集会、総決起大会、公開討論会などと足並みをそろえたように活動してきた▼主張の中で市庁舎建設に対する考えは違うが、示した政策はいずれも魅力的。選挙好きな知人も「若手対老練、チーム人吉対オール人吉のがっぷり四つ相撲。どちらに組するかまだ決めかねている」と話す▼同時に行われる市議選。従来、今ごろは強弱のうわさが出るものだが、18議席に20人の激戦は予測が難しい。ちなみに2人オーバーの選挙は昭和58年以来で、同62年の1人オーバーに次ぐ少数。その2回とも現職が苦杯をなめた▼あすから22台の選挙カーが連呼とともに市内を駆け巡り、2万7000余票の争奪戦を展開しよう。令和時代初の人吉のリーダー、代弁者を誰にするか、決めるのは有権者。じっくり判断し、必ず投票へ行こう。

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