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2019/03/25
(月)
- ４月の統一地方選挙で改選を迎える市町村にとっては、３月定例会が“お別れ議会”となった。勇退表明した首長や議員には、思い出深い議会となったことだろう▼人吉市議会では、４期１６年にわたり執行部と共に市政を引っ張ってきた古参議員４人が勇退し、議場を去った。その中には一般質問を１回も欠かさず６４回、市政発展のために各種問題を是々非々で追求してきた猛者もいる▼いずれも議会最終日に「市の今後益々の発展を」「今後は市民として微力ながら地域の発展、市政のために役に立ちたい」などと涙交じりにあいさつした。その勇姿を見続けてきただけに一抹の寂しさを覚えたのは小子だけではなかろう▼勇退する首長や議員らには、今後も健康に留意され、新たな人生のスタートを切るとともに培った識見を生かし、各市町村のさらなる発展のために助言を願っている。それが恩返しにもつながるのではないか▼各市町村の首長選挙、議会議員選挙の前哨戦も日増しに激しさを増している。立候補予定者らには、勇退した人たちの意志を引き継ぎ、各市町村の発展のために尽力してほしいと思う。そのためにもまずは選挙戦を勝ち抜く必要がある。
