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  • 2019/02/19 (火)
  •  過日、石野公園での植木市に行ったついでに、隣のひなまつり会場に足を向けた。年寄りには不向きな、急階段に立ったピンクののぼりに誘われて▼「人吉球磨は、ひなまつり」が始まった20年ほど前、同公園には豪華、多彩な雛人形がずらりと展示され、郡市民の目を奪ったものだ。近年の展示がそれとは比ぶべくもない小規模なのは承知の上▼大量の古い雛人形が披露された相良村の専徳寺と石野公園が今の郡市一帯での「ひなまつり」に発展したことは違いなかろう。ことしの石野公園は、同時開催の郡市小中学生工作展の中の児童手作りのかわいい雛人形が、期待感を少し補ってくれていた▼ついでに、久しぶりにと展望所へ。見晴らし満点で、急な螺旋階段に息を切らしたかいがあった。子どもや大人が次々と上って来て意外な人気ぶりだった。この施設が他に何にも使用されていないのは寂しく、惜しい▼視界に入ったのはかやぶきの古民家。30年ほど前、錦町と旧免田町から移転復元したもので、朽ちる寸前に見える。何でこうなったのか。折しも植木市会場では、かやぶき屋根の製作体験があっていた▼計画中の「道の駅」を機とした改善に、少々の期待感。

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