HOME>>瀬音

  • 2019/02/18 (月)
  •  早春の人吉路を駆け抜ける「ひとよし温泉春風マラソン」が、きのう17日に開催された。色とりどりのウエアに身を包んだ5007人のランナーは景色を楽しみながら心地よい汗を流したことだろう▼同マラソンは、ことしで16回目。第1回は1893人が申し込み、回を重ねるごとに年々増加。第10回の記念大会には過去最多の6560人がエントリーしたが、その後は減少傾向にあり、5000人台に落ち込んでいるのは残念だ▼過去には、ゲストランナーとして女子陸上の名門ワコールから福士加代子選手をはじめとする選手の派遣を受けていた。また、お笑いタレントの間寛平さんも参加するなど、有名選手らと走れることも楽しみの一つだった▼それが近年の大会では、ゲストランナーの参加がなく、「楽しみが奪われたことが申し込み者数減少の要因の一つでは」と指摘する市民もいる。確かに同日開催の熊本城マラソンは、今回もゲストランナーが選手と一緒に走り盛り上げた▼来年以降のエントリー数に影響を与えないか心配される。大会運営の難しさはあろうが、人吉市を元気づける大会だけに、長く続ける方策を考える時期ではなかろうか。

トップへもどる