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  • 2019/02/14 (木)
  •  昨年暮れだったか、「福岡県福津市の市議選は定数18に26人が立候補見通しで、うち新人が15人、56%」の報道を見た。同市はベッドタウンとして人口増加中、住み良さランキングで九州1位を反映とあった▼片や同じ定数18の人吉市議選は、先週報じたようにまだ“低調”ムード。現職は14人が再出馬を決め、4人が勇退することに。前回の今ごろも4人勇退の情勢で、最終的には15人の立候補。何となく似ているが、今回は?▼昨年秋には20人近かったうわさの新人のうち、これまでに名乗りを上げたのは4人だけ。出馬決定後に急きょ断念、推挙されながら各種事情から…他人が勝手に…など理由はさまざま。福津市と違うのは市の活気、市議会の魅力、向上心の乏しさからかと思ってもみる▼和歌山県北山村議会は定数6を、全国最少タイの5にする条例改正案を3月議会定例会に提出するという。人口減少などからだが、それでも前回の選挙は無投票ではなかった▼仮に今度の人吉市議選が史上初の無投票にでもなれば、“なり手不足”を理由にまたぞろ定数削減の動きが出てくるやも。が、無投票は許されないとの声も根強く、今後の展開を注視している。

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