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  • 2019/01/21 (月)
  •  県内の統一地方選挙では唯一の市長選挙となる人吉市。4月21日の投開票まで91日となり、ようやく争いの構図が見えてきた。現在のところ、再選を期す現職、返り咲きを狙う前職の一騎打ちが濃厚▼今回の市長選挙は前回にも増して大混戦になることが確実視される。有権者は、市政に何を求めてきたのか、求めようとしているのかを確認することが大切だろう。そのためにも立候補予定者らの考えをよく聞き、判断することが必要だ▼市町村長、議員という身近な選挙になればなるほど、人物評価は多彩になる。公約とその実行性が最優先されなければならないのだが、それが選択肢になることは多くない。どちらかというと人物像や経験、どんな人間関係があるのかに関心が集まる▼問題は、人間関係に目を向けすぎて怨念や嫉妬、愛憎が絡み誹謗中傷合戦にエスカレートし、理念や政策が吹き飛んでしまうことで、とても心配される。自分の考えを持ち、見極めることが重要。その上で貴重な一票を投じてほしいものだ▼本番の投開票日まで90日余りしかないが、考えようではまだ90日もある。考えるには十分すぎる日時が残されている。

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