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  • 2019/01/14 (月)
  •  きのう、大勢の市民が応援に詰め掛ける中、恒例の人吉市消防出初式が行われた。その中で目を引いたのが、4月に改選を迎える県議選や市長選、市議選への立候補予定者の行動。決戦が近まっていることを実感した▼立候補予定者らは開会式行事後、すかさず各部を回り、後援会や応援に来ている市民らとにこやかにあいさつを交換。地元の部でたき火で暖を取りながらしばし話し込むなどの光景が例年以上に見られた▼思い起こせば昔は今ごろ、立候補予定者が盛大な「新春の集い」などを相次いで開き、ムードアップを図る恒例のイベントもあった。ライバルも注視する中での集会だけに、関係者から「動員には大わらわ」との苦労話を聞いたことが懐かしい▼にぎやかだった「新春の集い」は、時代の変遷を象徴するように現在はホテルや旅館での政治資金パーティーへと姿を変えた。だが、大勢の人を集める苦労があることには変わりがないだろう▼市長選では迫力ある立会演説会が開かれていた。有権者にとっては立候補者の主張が一度に聞け、一票の判断の機会でもあった。青年会議所が主催する公開討論会はあるが、今回も開かれるのなら足を運んでは…。

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