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  • 2018/12/05 (水)
  •  平成最後の流行語大賞は、オリンピック平昌大会でカーリング女子日本代表チームが話していた何気ない言葉の「そだねー」。大賞には選ばれなくとも、ノミネートされた一つ一つにその年、その時々の情景が浮かび上がる▼正確には、「現代用語の基礎知識選 ユーキャン新語・流行語大賞」だ。ちなみに、平成元年の大賞は「セクシャルハラスメント」。“セクハラ”の名の下、職場などでとかく責任ある言動や行動に改めて自戒をと気を引き締めた言葉の一つだった▼過去にノミネートされた中ではそろそろ行動に移さねばと思う「終活」も印象深い。漢字や平仮名、カタカナ、ローマ字それぞれ違っても“なるほど”と気付かされる▼ともあれ、さまざまな言葉のみならず携帯電話やスマートフォンなど文明の利器が急加速的に誕生した平成30年の歴史は「ネット社会」という言葉も生み出し、新しいものが次々と世に送り出された▼流行語大賞が公表された一昨日は、長年“ポケベル”の愛称で親しまれたポケットベルサービスが利用者の減少に伴い、来年9月で終わることも発表された。始まりと終わり。新たな元号の下、新たな時代はさて…。

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