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  • 2018/10/18 (木)
  •  消費税増税が決まった2019年。春には統一選を皮切りに、天皇譲位と即位の式典など慌ただしくなる。一連の動きは年内に始まる▼中でも統一選は、私たちの生活に直結する身近なもの。4年に一度の“まつり”も過言ではないが、中でも注目される人吉市長選。現状、現職以外に立ち上がりそうな人物は不在だが選挙は水ものだ。水面下の動きに注目だ▼同選挙で最も印象深いのが平成19年。前年末の現職の勇退表明から一気呵成、5人乱立のさ中、3月には現職逮捕の報だ。当時、青年会議所の公開討論会で出されたマニフェストには、「入札制度改革」「市政透明化」のキーワードが並ぶ▼政治、特に選挙時のアピールに「クリーン」はつきものだ。それは政治活動の前提であり、絶対でもあるはずだがしかし、あえて出さねばならない事情がある。表裏一体の社会構造故に、放たれるべき“きれい事”とは情けない▼複数の市議候補の話は不変だが、市長選については立ち上がった火炎が消沈気味とも聞く。もちろんいずれも“げな話”の類だが気になる▼民主主義国家だからこそ、有権者の意志表示の好機が選挙となる。無投票などあり得ないのだ。

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