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  • 2018/10/16 (火)
  •  スーパーやコンビニで買い物をしたときにもらえるレジ袋。環境省がその有料化方針を固めたとの報道が気になる▼使い捨てられるプラスチック製のごみは膨大な量で、海洋汚染も深刻との理由に一定の理解はする。しかし、現実には野菜くずなど台所回りのごみをレジ袋に詰め、市販の指定ごみ袋に入れて出すという家庭は多い。大小の無料レジ袋は、その他の用途にも重宝されている▼郡市では平成24年にスーパーなど3事業者運営の9店舗でレジ袋を1枚3円の有料にし、マイバッグの持参を呼び掛けている。当時の郡市でのレジ袋の使用量は、1人当たり推定年間300枚、全体で年間約230㌧とされた▼レジ袋の削減運動により地球温暖化防止や住民の環境意識の向上が狙いだったが、その後の参加店の広がりは知らない。今回、全国のコンビニ、スーパーの一部には他店との競争、消費者の利便性の観点から異論もとあったが、同じ理由かも。ちなみに、人吉市で袋によるごみ収集が始まったのはちょうど50年前で、紙製だった▼来年10月には消費税8%が10%に上がる予定。加えて、新税を課すともされるレジ袋まで有料化なら消費者の負担はさらに重くなる。

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