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  • 2018/09/10 (月)
  •  地震大国の日本列島が、また大きく揺れ動いた。6日未明に北海道胆振地方を震源とする震度7の地震が発生。死者や安否不明のほか、土砂崩れ、ライフラインの寸断など甚大な被害が出た▼一昨年4月の熊本地震を体験しているだけに、身をもって地震の怖さは知っている。県内での復旧・復興も道半ばだ。それだけに今回の北海道地震の被災者のことが心配され、心が痛む▼ことしは7、8月の猛暑による異常気象で熱中症患者が相次いだのに加え、台風が多く発生して日本に上陸し、至る所で大きな被害をもたらしただけに、今後も厳重なる注意が必要▼風水害や台風、地震災害が発生すると活躍するのが地元の消防団。住民の生命と財産を守るため昼夜を問わず活動しており、いざという時には力を発揮し心強い。今回の北海道地震でもその存在を示している▼その消防団だが近年、全国的に団員不足が顕著だ。人吉球磨の各市町村でも定員割れしている状態。「若者に入団してもらえず、卒業したくても卒業できない」という団員の声をよく耳にする▼これまで同様に「地域を守る」との使命感を持ち、新団員を勧誘しながら消防活動を続けてほしいものだ。

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