HOME>>瀬音

  • 2018/08/11 (土)
  •  時の移ろいとともに、そこに住む人びとも変わる。さらには社会と嗜好の変化が環境を変えて時代をつくる。よってわれわれは常に進化を求められる▼政治は言わずもがな、新聞紙面やワイドショーを賑わす大学や各種団体の面倒事。これらの問題の根源こそ、まさに「組織の硬直化」である。その理由は簡単だ。現状がこれまで(過去)の実績に基づくため変えたくないのだ。変化が怖いのだ▼未来を創造できる、時の寵児は常に異端者扱いだ。“寄らば大樹”の思考が蔓延し変化を面倒と感じ、現状維持を好む人びとが大半を占める。まさに“独善主流派”の登場だ。これも人の弱さであろう▼個人的には、組織の異端者が全体の2割を超えたらムーブメント(動き)となり、変化への希求は加速度的に増すと思う。裏付けを伴う夢を描き、具現化を促す人物こそリーダーであり、その支援者の2割超で組織が変わる▼当然だが、この“2割説”には良悪が混在する。先述の各種団体のように、負の作用を伴えば自滅の道へ一散だ▼温故知新を“過去の正当化”へ貶めてはならない。進化へ繋げる勇気に限り未来の成功が降りるとすれば、足跡の全ては当然の帰結である。

トップへもどる