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  • 2018/08/09 (木)
  •  7月来の“命に危険”なほどの猛暑は「熱中症」と隣り合わせ。「昔の日射病か」と問われ、専門家ではあるまいし正確には?▼辞書には、熱中症とは「日射病と熱射病の総称」「屋内、屋外を問わず高温や多湿で発症」などと。「一つの事に集中したため」罹る病気ではないだろうが、先日のある新聞の素人川柳に「熱中をしてはいけないこの夏は」。同感しつつ、まずは水分、涼をたっぷり▼そんな夏の子どもたちの耐暑法の一つは水遊び。だが郡市の一部の学校プールは、水温上昇で開放中止の異常事態。「つかればのぼせる」状態では健康上やむなしか。河川水泳場は少ないし、かわいそう▼人吉市を訪れた人はよく、日本三急流の球磨川で泳がないのはもったいないと言う。調べたら、水質汚染が問題化し遊泳禁止になったのは47年前の昭和46年▼公共下水道や浄化槽の普及などで、当時より水質は改善し、水泳しても害はなかろう。球磨川で捕れたアユは食べさえする。もっとも、「川遊びはライフジャケットの着用で」と安全優先の時代だから、球磨川と遊泳の是非が論議されないのかも▼立秋も過ぎ、あすは“青井さんの夏越祭”。涼しい秋までも少し我慢。

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