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2018/07/27
(金)
- 昨報にあった自転車と観光を組み合わせた「サイクルツーリズム」。貸し自転車で市内を散策する観光客をよく目にするが、観光地周遊には最適な移動手段▼国の活用推進計画の中でサイクルツーリズムによる地域誘客を狙うのは、国内のサイクリング愛好者だけでなく、訪日外国人にまで及ぶ。外国の自転車文化は古く、観光も見るだけから体験型に移行する中、日本を走りたいと願う外国人は多いという▼郡市では自転車道が整備され、毎年秋に錦町で相良路サイクルフェスタ、３年前からは日本遺産巡りサイクリングも始まり、参加者はコース沿いの自然や風景を高く評価する。特に日本遺産巡りは一昨年、全国から６３９人が参加する大規模な大会に発展。昨年は台風接近で中止となったが、ことしは１０月２８日に開催を計画。さらなる参加者が見込まれる▼あす２８日には、人吉市の旧国民宿舎くまがわ荘が「まち・ひと・しごと総合交流館」としてプレオープンする。日本遺産人吉球磨エントランスセンターとして情報発信機能を発揮し、サイクリング愛好者を郡市各所に誘う出発点、走り終えたあとは温泉で疲れを癒やす拠点となるよう期待したい。
