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  • 2018/07/12 (木)
  •  おおむね高校以上の硬式野球の前段でもある軟式野球の使用球が変わったと聞いた。「従来のボールはすべりやすかったが、新球は投手の変化球が切れるし、打てば飛距離が出るようになった」という▼過日、郡市で開かれた40歳以上のマスターズ大会では、3本の柵越え本塁打が出た試合があったそうだ。「点の取り合いの打撃戦が増えた」というから、「たかがボールなかれ」だろう▼人吉市軟式野球連盟の関係者によると、従来はサイズや重さが異なる一般用がA号、中学生用と還暦(高齢者)用がB号、学童用がC号だったが、一般と中学生、還暦用はM号、学童用はJ号になった▼一般の使用球変更は平成17年の岡山国体以来。今季から全国大会にM号が採用されたため熊本県軟式野球連盟も3月から使用、同市連盟も従った。中学生は来年3月開催の全国大会から適用し変更はことしの中体連以降、還暦は来年から、学童の時期は未定という▼全国の高校硬式野球部で1年生部員の減少と報じられた。郡市でも子どもの野球離れが目立ち、一般の連盟登録チームも往時より減って寂しい▼新球が野球の魅力アップ、愛好者増加につながれば…と、元野球少年は期待する。

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