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  • 2018/07/11 (水)
  •  郡市を含む九州北部地方は一昨日、大雨から一転して梅雨明け。雨傘は日傘に変わり、軽く動くだけで汗がにじむ▼例年、待ち遠しい梅雨明けの発表と知れば「さあ」と胸弾むも、西日本の豪雨で犠牲となり、行方不明者の捜索が懸命に続く被災地のことを思うと、そんな気にはなれない。気象庁は「平成30年7月豪雨」と命名。災害はいつ、どこで甚大な被害をもたらすか予知困難、自然の脅威を前に人の無力さも改めて▼過去の災害を教訓にすべきは「早目の避難」もその一つ。だが、平成24年に発生した九州北部豪雨の際も課題に上った周囲の音をかき消すほどの雨、雷鳴とどろく中であればちゅうちょしまいか▼真夜中だとなおさら“先を見て”予測、行動することは安易ではない故、刻々と危険が迫っているかもしれない気象情報に気を配り、明るいうちの避難こそ大事▼西日本が豪雨の最中、千葉県では震度5弱の地震。東日本大震災を体験し、現在、とある仕事で東京都内23区の自治体を担当する関東在住の友人は、豪雨や地震は人の力でなくせなくとも被害は減らせると周囲に説き続ける。キーワードは「全て早目」。暑い中の熱中症対策も早目、早目に。

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