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  • 2018/06/19 (火)
  •  戦後、肥薩線を走った4110形式蒸気機関車を入手、展示できれば…などと書いた5日の本欄に関し、「市内在住一鉄道ファン」から詳細で多量の、手作りの関連資料を本社に持参してもらった。あいにく不在で応対できず、関係者に当たったがどなたか分からず、今となってはお礼も言えない▼ほかにも「展示されている北海道美唄市の旧東明駅で見てきたばかり」との電話をいただいたり、「調査して、できるなら購入への動きを」など複数の反響も得た。SLや肥薩線への根強い人気、関心の高さを改めて思い知らされた▼その資料では「人吉機関庫に配置の4110形式は12輌ではなく14輌」と指摘した上で、既報どおり「すべてが廃車後に解体」とされていた。「人吉機関庫として開設された1908(明治41)年6月1日から、1975(昭和50)年3月の完全無煙化までの67年間に、人吉機関区には16形式、150輌のSLが在籍」などとも▼「4110形式は高評価された機関車。肥薩線を走ったことがなくても、同型機が矢岳町の展示館のD51と並べば価値がある」と結ばれていた▼机中に眠らせるには惜しい資料と、お礼方々一部を紹介させてもらった。

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