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  • 2018/06/18 (月)
  •  人吉市民のみならず、熊本県民の誇りでもある元プロ野球巨人の選手、監督として活躍した川上哲治氏は2020年3月23日に生誕100年を迎える▼同氏は熊本工業高校時代、全国大会で2回の準優勝、プロ入り後は首位打者5回、本塁打王2回など数々のタイトルを獲得するなど「打撃の神様」と崇められ、「ボールが止まって見えた」と話した逸話もある▼昭和40年から9年間は監督として巨人を率い、「不滅のV9」を達成するなどプロ野球界で名声を博した。出身地の人吉市ではその偉大な功績を名誉市民としてたたえ、生誕100年を控えて関係者が中心となって記念事業を計画中▼先週の県議会一般質問でも地元選出の溝口幸治県議が「気運を県全体で高めていく必要がある」と質問。蒲島郁夫知事は「人吉市をはじめとする関係者と一緒になって記念事業の取り組みを実現できるよう検討を進めたい」と意欲を見せただけに、実現を楽しみにしている▼14日には、100回目の記念大会を迎える全国高校野球選手権熊本大会の組み合わせ抽選会が開かれ、郡市勢4校の対戦相手も決まった。川上氏生誕100年記念事業の露払いとしても好成績を期待したい。

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