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  • 2018/06/09 (土)
  •  郡市の野球ファンに相次ぎ朗報が届いた。NHK旗高校野球大会で球磨工が初優勝、中村浩人選手(法大)が東京六大学春季リーグで首位打者▼同大会には、郡市から球磨工と多良木が選ばれ出場し、ともに初戦を突破。球磨工は過去に郡市勢が苦杯を喫した文徳を下して勢いに乗り、栄冠を見事射止めた▼4試合中2試合の完封勝ち、計10得点、4失点で、見る限り投手陣の頑張りが大きいだろう。今以上に打線を強化し来月の甲子園大会県予選優勝をと、期待がより高まった▼来春の廃校で注目される多良木は、同大会では球磨工に1点差で敗れたが、ことしも名将齋藤健二郎監督の指導の下で楽しみなチームになった。“最後の夏”も再び多良木旋風を巻き起こすことを信じる。もとより人吉、南稜の奮闘も▼中村選手は平成25年秋、多良木が初めて九州大会へ進み“甲子園”が現実味を帯びた時、善武士投手(東芝)とバッテリーを組んだ。郡市からの首位打者はもちろん初めてで、成長ぶりがうれしい▼来年は、プロ野球巨人軍の名選手、V9監督で名誉人吉市民の川上哲治氏の生誕100年で、記念事業をとも聞いた。これらが郡市野球界活性化の起爆剤になればと願う。

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