HOME>>瀬音

  • 2018/05/12 (土)
  •  立ったり座ったりするときに「よいしょ」、たまに「どっこいしょ」が口に出る。情けない話だが独り言とともに加齢のなせる業か▼ある新聞の投書欄に、本当かどうか「どっこいしょ」は「六根清浄」がなまってなった仏教に由来する言葉とあった。辞書には「眼、耳、鼻、舌、身、意の六根が福徳によって清らかになること」「山参りの行者などが唱える語」▼チベット仏教の頭、両肘、両膝を地に着け祈る五体投地には遠く及ばずとも、それなら知らぬ間に念じていたことにもなろう自身の信心深さの表れ?「どっこいしょ」も捨てたものではないと、内心にやり▼市内で聞こえた来春の統一地方選の出馬のうわさがばったりやんでいる。それでもどこぞの世間話の格好の材料にはなっているようだ。古稀過ぎの知人も「もぅ少し若ければオレが…」と、その気はないのに見えを張る。体も頭も元気なら老若問わず…と思いはするが。うわさや情報の再燃が楽しみ▼数年ぶりに出会った同級生の女性は「年とって“壁塗り”が面倒になり、あまり出歩かない」と冗談交じりに話した。例え「どっこいしょ」「よいしょ」が口癖となっても心身の健康のためにも外出をと勧めておいた。

トップへもどる