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  • 2022/08/09 (火)
  •  山江村の任期満了に伴う村長選挙は無投票当選という結果となり、内山慶治村長が2日から通算5期目をスタートさせた▼出陣式で語っていた「人づくりは村づくり」の中でも「子育てしやすい村」として、子育て世代の注目を集めている。その理由にあるのが、万江川などの豊かな自然と、ことしで11年目を迎える先進的なICT教育▼山江村が発表した今年度の全国学力テストの平均正答率は小学校が国語、算数、理科とも県、国を上回り、中学校は国語、数学、理科で国1位の都道府県を超える結果となった。内山村長は「全体の学力を底上げできている」と成果を語る▼5期目の旗印は「鎮山親水」。令和2年7月豪雨で甚大な被害を受けた万江川流域。内山村長は万江川は村全体の「命の水」と語る。現代の便利さを求める生活を見つめ直し、自然と生き、自然に畏敬の念を持つ「鎮山親水」の暮らしが大切という▼内山村政待ったなしの復旧、復興の根底に流れるのは昔からの地域で寄り添う、助け合う「かちゃりの精神」。4期目に議案の否決、予算修正など反発が強かった村議会への対策が注目される中、そこに「かちゃりの精神」はあるのか。

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