HOME>>瀬音

  • 2021/12/03 (金)
  •  歌舞伎俳優で人間国宝の中村吉右衛門さんが逝去。また一人、昭和を代表する役者が亡くなったことを悲しく残念に思う。ご冥福をお祈りする▼中村さんの出演作ですぐに浮かぶのは、代表作の時代劇「鬼平犯科帳」。主人公の長谷川平蔵を演じ、お茶の間の人気者になった。人情味あふれる演技だけでなくエンディングで流れるメロディーも印象的。夕食時に家族で見ていたことを思い出す▼討ち入りの時期にちなんで12月の放送が多い「忠臣蔵」。中村さんは平成15年に放送された「忠臣蔵~決断の時」で大石内蔵助を演じた。47人の赤穂浪士が主君の敵討ちをする物語は今も人気が高く、ことしも何かの作品が放送されると思うので楽しみ▼誰もが知る「水戸黄門」は印籠を手に「この紋所が目に入らぬか」のおなじみのフレーズでクライマックスを迎える。黄門様や助さん、格さんなどの役者は代われど人気は根強く、再放送で若かりしころに出演していた俳優や芸能人を見掛けるのも面白い▼昔のゴールデンタイムはバラエティーだけでなく、プロレスも人気を博した。最近はニュース以外の番組を見る機会が減ったが、たまにはテレビと向き合ってみたい。

トップへもどる