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2021/01/23
(土)
- 人吉警察署管内では、一年の死亡事故ゼロを祈願した矢先の２０日、錦町の国道２１９号で痛ましい交通死亡事故が発生。場所は違うものの昨年も同町の県道で同じ日に１件目の死亡事故が発生している。偶然だろうが、いずれも時間は午前１１時すぎだった▼人吉署管内では、昨年１年間に人身事故が５９件（一昨年比２０件減）、死者３人（同１人増）、傷者７０人（同２２人減）。７月豪雨災害や新型コロナウイルス感染症拡大に伴う外出自粛のほか、各種団体の積極的な取り組みが減少につながったという▼交通事故を減らすには、警察による交通安全教育の推進や指導・取り締まりは言うまでもなく、各種団体の協力が欠かせない。特に、各市町村の交通指導員による毎月１日、１０日、２０日の交通指導には頭が下がる▼この交通指導員は、各市町村が開催する催しやイベント、スポーツ行事、祭りなどにも協力しており、それがないと実施できないと言っても過言ではないだけに、身を粉にした取り組みには感謝の気持ちを忘れてはなるまい▼事故原因の上位は前方不注意や前後左右の安全確認不足など。悲惨な交通事故を防ぐための車社会を築きたいものだ。
