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  • 2020/06/02 (火)
  •  資本主義社会下「お金が全て」は過言だが、サラリーマンには生命線の小遣い。“コロナ”の影響に戦々恐々なお父さんらの姿も資本主義ならでは▼小遣いといえば、今どきの子どもたちは幾らか。周囲の家庭では小遣い制は少なく、わが家も必要な時に渡している。昔は必ずあった駄菓子屋などでの“子どもの社交”が消え、物欲も薄れた感あり▼小遣いは使うから価値がある。言い換えれば「お金は使うためにある」。「金は天下の回り物」だが、日本という体はいま“コロナウイルス”で経済的血液循環もままならない。特に心臓(中央)より遠い末梢(地方)の停滞は著しく影響も大きい▼こんな時の特別定額給付金である。郡市でもすでに給付開始済み。さて、今後の課題となる使い方だが、ある調査では大半が「生活費」。続いてローン返済に納税の順。食費や教育・娯楽費も生活費とすれば、多少は景気回復に効果が見込めそう▼“コロナ”で思いがけず“死線をさまよう”企業も複数あると聞く。経済は円環構造故に滞らせては駄目。給付金は気持ちよく地元で使うのが理想的▼肝心のわが家の使途。“元締め”に小遣い減額の口実を与えぬよう意見は差し控え。

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