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  • 2020/05/25 (月)
  •  人吉市議会のある会派が、新型コロナウイルス感染症対策に関する市の対応などについて独自のアンケート調査を行ったと知った。聞き取り調査を行った党もある。市民の生の声を的確に捉え議会や執行部に届ける一手段として良い取り組みと思う▼同会派の調査内容は、市単独の臨時交付金10万円など10項目。「6月市議会定例会に反映するための参考資料」として、ついでに尋ねているあと1項目とともに結果を、またどう生かすか注視している▼現議会にモノ言うつもりはないが、かつての議員は一般質問の場を今以上にアピールする機会にしていた。爆弾質問や問題提起を競い合い、そのための情報収集活動も怠らなかった▼職員の中にシンパ(共鳴者)を持つと質問は誤りが少なく、内容も濃くなる。議会定例会前になれば本社に電話してきて、何か問題点は、面白い話はと問う議員もいた。善しあしは別にその熱心さは評価でき、陰で情報交換したものだ。そして、それらは何度も市政を揺るがせた▼住民の代表たる議員は日ごろから「身内」「世間」と全方向にアンテナを向けた情報収集が大事だろう。ひいてはそれが議会の活性化や市政の発展につながるのだ。

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