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  • 2020/01/23 (木)
  •  毎朝の日課が霜柱踏みでホワイトクリスマス。初詣の際もうっすら降雪し、2月の積雪で大きな雪だるまがお目見え。今から40年も前の思い出▼ところがことしの場合、昨冬から霜柱は見掛けず、クリスマスは気温10度前後。初詣こそ冷え込んだが降雪なく、来月初旬までの半月ほどは3月並みの高温予報。例年と比べれば暖冬は間違いない▼しかし世界は広い。地球は2~10万年周期で温暖と寒冷を繰り返し、今の温暖化は小氷河期から温暖期への移行中による。よって、暖冬は一時的なものなど、豊富な意見が飛び交う▼クライメートゲート事件など、温暖化陰謀説は絶えないが、ここ十数年来、郡市の平均気温は確かに上昇中。冬もの野菜は市場にあふれ、寒くないから季節行事への関心も低いまま。これでは文化伝承にも支障を来しそうだ▼八ヶ岳を抱える山梨県北杜市は、当日午前10時の気温次第で商品を値引くイベントを開催中。ことしで19回目の中身は、5.1度以上の0%からマイナス5度以下の50%まで。この暖冬ぶりでは来年の条件設定に苦労しそう▼今後は、暖冬を逆手に取った集客もありだろう。変化すべき時代の到来かもしれない。

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