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  • 2019/11/20 (水)
  •  独り言。「車窓から目の保養にしていた黄葉が、ことしは見られなかった。灰久保町通りのイチョウ並木。見頃を前にばっさりせん定とは寂しいし、ちょっと無粋では…」▼市担当課の説明。「落葉すれば掃除など大変だから何とかできないかと地元から相談があっていた。ちょうど4年に一度のせん定期に当たるため、落葉始めを確認して発注した」。黄葉は美しいが、家の前の葉だまり、路上への飛散と、後始末の苦労は理解する▼灰久保町通りのイチョウは43本。続いて旧国民宿舎通り85本のうちの市街地寄りの市管理分もせん定の予定。再び独り言。「来年の今頃は枝が伸び、葉も繁るはず。その時はどうするのか。邪魔ならいっそ、根元から切って無くせば…」▼「街路樹には、景観、交通安全、日陰づくりなどいろいろ目的があるので、簡単にはいかない。その時点でまた考える」そうだ。何かすっきりしない▼人吉市内の各所には各種街路樹があり、四季折々に市民の目を楽しませる。辞書でも指摘される弊害面から樹種転換をした通りもある。せっかくの「街路樹」が「害路樹」ではシャレになるまい。地元住民や市民にプラスか、見直しも望まれよう。

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