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  • 2019/11/19 (火)
  •  時代が令和となり、皇室行事に歩を合わせた祝日など暦の変化が大きい。しかし令和2年の手帳やカレンダーでは現状、把握済みの情報が全て網羅されていた▼行動管理には欠かせない暦。年配の方は日めくり、中年以上では記入枠付きカレンダーが必需か。タブレットやスマホ任せは若者の部類だろうが、いずれにせよ使い勝手の良悪と好き嫌いは三者三様▼季節は冬となり、日脚も短く何となく物悲しさが漂う季節となった。これが理由ではないが、一年の節目を前にスケジュール帳、それも「終活ノート」が気になった。終活とは言わずと知れた、人生を終えるための活動だ▼自分の死後、問題を招きそうな資料などの重要物品の所在、管理手法などの要望をまとめて記載する。ノートの中には細かい項目が並び、全てを書き残すには相当な労を払うはず。それもいずれは後々のためと思えば要用▼終活の適齢期は誰にも分からない。「そろそろ」や「まだまだ」の世代を含め、「まさか」に直面する出来事が日常的となった現代。活動開始に遅速の差はなく、未来は神のみぞ知る▼一部では自己生活環境の確認も兼ね、2~3年ごとのノート活用もあるとか。なるほど。

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