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  • 2019/08/10 (土)
  •  ヤマセミがウグイスに次いで第2の人吉市の鳥に追加指定されたのは一昨年2月。現在のくまりば付近にもいると聞いたが、最近、毎朝のようにトンビのような大きな鳥が近くに見られ、貴重なヤマセミに影響はと、素人目にも心配▼それはさておき、人吉市の魚を指定するならアユだろう。幼少時から球磨川、その支流で魚を釣ったり、突いたりしていたので、すんでいた魚もハエ、イダと約20種類をすらすら▼アユ漁をやめて川からすっかり足が遠のいた。水量は減り川の中が草むらのように化した現在、消滅したり、減った魚が多いと聞く。カマツカ、ヘソガマン、ドグラ、シビン、ヤツメウナギと、知人と指を折った▼若いころ、当時の福永一臣代議士が球磨川にすむ魚の水族館の実現を夢とし、集め始めたと聞いていた。残念ながら実現しなかったが、以後、“母なる川”なのにそんな構想は耳にしない。カマツカやナマズの養殖をと提案した人はいた▼本紙創刊60周年記念事業であるさかなクンの講演会は22日夜。絶滅とされたクニマスの生息確認で注目されテレビ出演や全国各地での講演、執筆活動と活躍の“お魚博士”が、球磨川の魚をどう語るか乞うご期待。

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