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  • 2019/07/10 (水)
  •  「令和」最初の国政選挙となった参議院議員選挙の公示から1週間▼3年前の改選では熊本選挙区に地元から現職の松村祥史氏が立候補したこともあり郡市の有権者の関心も高かったが、今回は行き先で話題に上ることも少なく、ポスターを見て誰なのか知らない有権者も▼一昨日、新人候補が郡市を遊説。ウグイス嬢の声を耳にし、ようやく選挙中だったことに気付くようでは投票率が思いやられる。そうなると勝敗は組織力がものをいう。野党は争点を強調し無党派層の投票を促そうと懸命だが▼その争点の一つに挙がる10月からの消費税増税。10%引き上げだけでなく8%の軽減税率制度の導入で売る側は対応レジの導入が求められ、補助事業の申請が殺到するなど増税を前提に動いている。増税に反対なら投じる一票で意思を示し変えることもできるのだが、棄権すれば黙認と同じ▼8日に五木中学校で開かれた租税教室では生徒から「消費税が10%になると今とどう変わりますか」と質問があった。各政党と候補者は増税の目的、メリットとデメリットを有権者に伝えることができているのだろうか。他の争点もしかり。関心の低さはそこにある。

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