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  • 2019/06/24 (月)
  •  過日の本欄で、人吉市議会の副議長選の投票結果が「尾を引かねばよいが…」と案じた。反主流とみられる側の“候補者”が「9対8対1」で勝ったことだ▼会派届けによる議会勢力図は新生市民クラブが8人、市政クラブ、正治クラブ、改革クラブ、日本共産党各2人。それに無所属2人で計18人▼どの会派が市長寄りかはお任せとして、通常の採決時に議長は加わらないから、与野党の勢力拮抗で、例えば8対9などと議長を出した側が劣勢になることも。だから無所属2人が鍵になる事態も生じる▼“手当が付く”議員のポストが議長、副議長、監査委員の3つあるのは先述した。そのうち2役は決定済みで、残る監査委員は執行部が提案する仕組み。改選後のポスト争いで2人が希望したとされ、どちらに絞られるか注目だった。昨年の法改正で、議会選出監査委員は空席でもよいことになり、あるいは…の観測もあった▼噂では、議会側は監査委員ポストを必要とし、全員協議会で投票を行い、10対8と「副議長選と似た形」になったという。事実なら、議会の意志として伝えられようから、執行部はさてどう対応するか。今期4年間の採決も興味深いことに。

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