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  • 2019/06/20 (木)
  •  毎日、社内で話題に上る「梅雨入り」。人吉球磨を含む九州北部地方は平年6月5日ごろ、気象庁の記録が残る昭和26年以降で最も遅かったのは半世紀以上前の同42年6月22日ごろだから、ことしは“異常”の部類に入ろうか▼東北北部よりも遅いのは平成9年以来。遅さで記録更新となればこれまた話題になる。四季があり、米を主食とする日本において雨は田植えに限らず農地を潤す恵みであり必要不可欠▼気象庁によると、今後、海面水温が平年より上昇するエルニーニョ現象が続く可能性は高く、6月から8月にかけて発生すれば西日本の日本海側で降水量が多くなる傾向にあるから要注意▼梅雨入りを控え、郡市内の一部の小学校は通学路の危険排除を目的にどこがどう危ないのか、子どもと大人それぞれの目線で確認する集団下校を実施している▼近年、ゲリラ豪雨や「数十年に一度」などと表現される大雨は珍しくなくなった。それこそ“異常”の範ちゅう。いつ発生するか分からない災害に備え“できることをできるときに”が肝要▼いずれにしても梅雨入り間近。危険箇所はもちろんだが、家の雨樋いに詰まりはないか、など確認も今のうちに。

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