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  • 2019/06/19 (水)
  •  ある新聞の読者川柳欄に「いい天気“病院日和”と老婦人」。あちこちガタがきて「月曜日は内科に行って、火曜日は眼科に通い…」などと替え歌も出る身は同感▼“相哀れむ”の友人は、こんなことも新聞にと語った。高齢者が「きょうは病院へ芋洗いに…」と言うから、聞き直したら「芋洗い」ではなく「MRI」だったと。面白い▼「朝から病院の予約取りに大変」という話も聞く。治療が必要な病気を多く持つ人は特にそうだろう。電話予約制がない病院には、早朝から“順番取り”に出向く必要がある▼「自分で車を運転できたり、代行の家族らがいれば別だが、車がない人、運転免許証の返納者などタクシー利用者は料金も大変」。予約代行のタクシー乗務員を受付で見たこともある。「タクシーで順番取りに行って自宅に戻れば経費もかさむ。そのまま病院にいるのはよいが、待つ身の長いこと…」▼電話予約OKの病院でも、受け付け開始時間直後は電話が集中してつながらないことも多々。それでも「全病院が電話予約できるようにならないか」と望む声が相次ぎ届いた▼これも読者川柳の「孫やカネ、持病以外の話しろ」の世代には、軽視したくない要望だろう。

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