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参院選熊本選挙区振り返る 逆風の激戦 馬場氏制す(2025/07/23) (2025/07/23)
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詰め掛けた支持者に感謝の言葉を伝える馬場氏
 第27回参議院議員選挙の熊本選挙区(改選数1)は、現新4人が舌戦を繰り広げ、組織戦を展開した自民党現職の馬場成志氏(60)が3選を果たした。自民党への逆風の中で行われた熊本選挙区の戦いを振り返る。
 熊本選挙区を巡っては、年明けに自民党県連が馬場氏の選挙対策本部を立ち上げ、2月に参政党新人の山口誠太郎氏(36)が出馬を表明。立憲民主党は5月に県連代表で新人の鎌田聡氏(60)を擁立し、公示直前の今月1日にはNHK党公認、新人の立花勝樹氏(57)が出馬を表明した。
 馬場氏は、公示前から県内各地に足を運んで準備を進め、連立する公明党や各種支援団体の推薦を受けての組織戦を展開。県内全ての市町村を回って支持固めを図った。
 期間中、石破茂総裁や岸田文雄前総理らが来熊して応援演説を行ったが、自民党に対しては派閥の裏金問題などで国民からは厳しい視線が向けられた。選挙には勝利したものの6年前より票を落とし、2候補に詰め寄られる形となった。
 県内の衆院議員が選挙長を務め、精力的な遊説と街頭演説を続けた陣営。真っ黒に日焼けした馬場氏の姿が苛烈な選挙を物語る。
 当選報告会で、総選挙長の松村祥史参議は「4人の候補者の中で45市町村を駆け巡ったのは馬場氏のみ」とたたえ、馬場氏は「今回の戦いは逆風の中で始まり、途中でもいろいろな事が起きた。危ないんじゃないかという声が出始めた時、さらに皆さんに踏ん張っていただいた。これをしっかりと胸に刻み、熊本のため、国のために働きたい」と、ようやく安どの表情を浮かべた。
 自民党県連の前川收会長は“チーム熊本”での勝利を強調。「戦いの前から逆風が吹いていた厳しい戦いだったが、これまでどおり一致団結して戦うことができた。自民党の支持率がどんどん下がっていく中で私たちだけは、熊本だけはという思いの中で戦いを続けさせてもらった」と振り返った。

●鎌田氏は出遅れ響く
 鎌田氏は、選挙期間中に選挙カーを後方に随行させながら自身が走る「ラン遊説」で選挙戦に挑んだ。
 党としてもこの選挙区を重要視しており、野田佳彦代表、辻本清美代表代行、小川淳也幹事長ら主要メンバーが次々と熊本県入りし、マイクを握って鎌田氏への支持を訴えた。
 しかし、選挙前に党公認候補の選定が難航し、鎌田氏自身が5月にようやく出馬を表明。6月に県議を辞するなど出遅れが響いた。
 鎌田氏は「『今の政治を変えて』という期待の声が日を追うごとに大きくなっているのを感じた」とする一方、「その声をつなぎ止めることができず、無党派へのアプローチが足りない部分があった」と敗因を分析。
 今後の衆院選や県議選への出馬は否定したが、「これまでの野党連携がさらに広がりをみせることができた。この枠組みをもっと強固なものになるようにしたい」と野党連携の強化に意欲を示した。
 松野信夫選対長は「衆議院の解散総選挙が遠からずあってもおかしくない。非自民の枠組みの中で熊本の声を結集して戦っていく」と話した。

●参政党旋風で20万集票
 「日本人ファースト」を掲げた参政党に追い風が吹く中、山口氏は熊本市を中心に遊説。神谷宗幣代表も応援に駆け付け、現政治に対する国民の不満を代弁しながら支持拡大に奔走した。
 その結果、3位ながら20万票以上の票を集めた。3年前の参院選で同党公認候補が獲得した約7万8000票に比べると大幅に増加。全国では14議席を得るなど勢力を大きく伸ばした。
 立花氏は、政見放送やスクーターで各地を巡るなど独自の運動を展開したが、支持は広がらなかった。
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