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被災地に“笑顔のトライ” 泥まみれで19チーム熱戦 田んぼラグビー(2025/06/09) (2025/06/09)
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泥んこになりながらプレーする選手たち
 子どもから大人、初心者から経験者まで誰もが泥だらけになって一緒に楽しめる「田んぼラグビーin人吉」は8日、人吉市矢黒町のせん月保育園近くの水田で行われ、豪雨災害から5年を迎える中、選手たちが被災地に「笑顔のトライ」で心の復興を後押しした。
 人吉ラグビーフットボール協会、人吉ラグビースクール、人吉ライオンズクラブの主催。2020年に同スクールを立ち上げた直後、豪雨災害が発生。練習会場も仮設住宅などで使えなくなる中、被災地の復興につなげようと、ことしで5回目。
 曇り空の下、県内の幼児から60歳代までのALT、ラグビースクールや地元の子どもなど19チーム約150人が参加。ジャパン・ラグビー・リーグワンに所属するラグビーチーム・浦安D―ROCKS(千葉県)も参戦した。
 周辺に広がる田植え前の水田をラグビー場に、初心者でも楽しめる特別ルールで子どもから大人までが関係なく泥だらけになって走り回り、ダイビングトライを決めると泥しぶきが上がり、観客から笑い声が飛び交っていた。
 全身泥だらけとなった山鹿市の山鹿ラグビースクールに通う清原無我君(10)は「ALTのチームは強かったが、みんなと泥だらけになって楽しかった」と、いろいろな人と自然とのつながりを楽しんでいた。
 事務局長の横山隆一さん(54)は「豪雨災害から数年は災害ボランティアの参加が多かったが、いまは地元中心になっている。これからも続けたい」と話していた。
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