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瀬音 瀬音を更新しました 2025/06/17

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瀬音 瀬音を更新しました 2025/06/16

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郡市出生数は353人 20年前の“3分の1”に(2025/06/17) (2025/06/17)
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人吉球磨10市町村の出生数の推移
 厚生労働省の人口動態統計月報年計(概数)によると、昨年1年間に国内で生まれた日本人の子どもの数は68万6061人と初めて70万人を割り過去最低となった。人吉球磨の昨年度の出生数は別表のとおりで、ことし成人式(二十歳を祝う会等)を迎えた平成16(2004)年度生まれの3分の1から4分の1程度まで減少した。

 統計によると、日本は戦後の第1次ベビーブームで昭和24(1949)年に最多出生数269万6638人、その子ども世代と重なる第2次ベビーブームの同48(1973)年に209万1983人が生まれているが、その後は増減を繰り返しながらも長期的には減少傾向が続いている。
 直近では平成27(2015)年に5年ぶりに増加したが、その後は減少。令和6(2024)年は前年より4万1227人減少し、明治32(1899)年以降の統計で初めて70万人を割り込んだ。
 本紙は学年の目安として年度ごとに昨年度から、その5年前、20年前の出生数について人吉球磨の各市町村に聞き取り調査を実施。
 その結果、直近5年間でも前年や5年前より出生数が増えた自治体がある一方、長期的には各市町村とも減少傾向となっている。
 15歳から49歳までの女性の年齢別出生率を合計し、算定する合計特殊出生率も国内は減少しており、令和6年は前年を0.05ポイント下回る1.15(人)に。
 国勢調査の実施年を中心とした5年間の人口動態統計に基づく合計特殊出生率は、直近の平成30(2018)年から令和4(2022)年は鹿児島県徳之島町の2.25(人)を最多に全国平均は1.33(人)、都市圏などの23市区町村は1.00(人)を割り込んだ。

●子育て環境拡充へ努力 錦町の特殊出生率高く
 そんな中、人口減少や過疎化が顕著とされる人吉球磨だが、合計特殊出生率は各市町村とも2.00(人)に近い数値を維持。医療費や給食費、保育料・副食費の補助に住宅施策など、住みやすく、子育てしやすい環境づくりに力を入れている。
 中でも、錦町は平成30年から令和4年の合計特殊出生率が1.95(人)と5年ごとの統計で4回連続の熊本県1位、全国でも18位にランクイン。また、管内では水上村が県内2位、全国24位だった。
 錦町は18歳までの医療費全額補助や保育料無償化、妊娠期・出産後の経済負担軽減を目的とした出産・子育て応援交付金のほか、第1子15万円、第2子20万円、第3子以降の誕生には25万円を贈る子宝祝い金などもあり、「ことしも第3子以降の申請を受け付けています」と住民福祉課。
 その他、専従職員を配置している婚活支援事業、新婚世帯の居住費や引っ越し費用を助成する結婚新生活支援事業補助金、不妊治療助成、乳児全戸訪問や子育てサークルなど、役場各課で全庁的に子育て支援を展開する。
 同町では「通院や買い物、通勤などの地の利の良さがあり、アパートなどの賃貸物件も増えている。合計特殊出生率は全国的には高い水準だが数値は年々低下しており、結婚や働く場所の確保が課題では」と話していた。
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