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森林の保水力を調査 演習林に測定器具設置(2025/06/13) (2025/06/13)
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森林の総保水力について解説する蔵治教授(右)
 南稜高校(石田智雄校長)は、本年度も県立大学や東京大学などと連携し、球磨川流域の森林が持つ保水力の調査・研究を実施する。3日には総合農業科環境コースの3年生17人があさぎり町須恵の小馬床演習林を訪れ、樹木に保水力調査用の器具を設置した。
 同校では、熊本県が進める「緑の流域治水」に理解を深めるとともに森林の水源涵養機能や健全な森林のあり方について学ぶ機会になればと、令和4年度から毎年、森林の保水力調査を実施。
 生徒たちは、同演習林内に雨水が樹木の幹を伝って流れる「樹幹流」と林内雨の水量を計測する2種類の装置を設置。両大学の指導の下、林内と林外の水量なども比較し、まとめた研究結果を毎年、日本学校農業クラブ連盟主催の年次大会などで発表している。
 同日の活動は、東京大学大学院の蔵治光一郎教授と県立大学の一柳英隆研究員らが指導。蔵治教授は、これから連携協力して進める研究内容や森林が持つ総保水力などについて解説。
 「水害に遭わないようにするためには一気に川が増水しないようにしないといけない。そのためには森林の総保水力を高めることが重要になる」などと述べ、これまで3年間の調査結果についても紹介。「降ってくる雨の2割は葉や幹に保水されているという研究結果がでた」と報告した。
 ことしは、大きさが違う大小2本の樹木が持つ保水力の差を比較することを計画。生徒たちは幹回り2メートル50センチと1メートルほどのスギの表皮をなたで削り、ホースを巻き付けて「樹幹流」を計測するための器具を設置。林内には演習林内に降った雨を測るためのボトルを置いていった。
 今後、生徒たちは秋ごろまで大雨後などに随時、水量の計測を行うことにしており、総合農業科環境コース3年生の吉永航大君(17)は「樹木自体にも保水力があることを知り勉強になった。僕たちの取り組みが防災に少しでも役立ってくれるとうれしい」と話していた。
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