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映画「囁きの河」“心の復興”願い込め 人吉市で先行上映会(2025/06/27) (2025/06/27)
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最後に観客と記念写真を撮る中原さん(中央)と出演者ら
 令和2年7月豪雨災害から復興に歩む人たちを描き、被災地の人吉球磨でオールロケを行った新作映画「囁きの河」が26日、全国で最も早く人吉市カルチャーパレスで先行上映され、満席の観客は豪雨災害から5年を振り返り、自らの経験と重ね合わせる被災者の心の復興につながった。
 7月11日から全国公開。オールロケで撮影された被災地の現状、人々の思いが全国に発信される。
 映画「囁きの河」は、令和2年の7月豪雨災害で被災した人吉球磨を舞台に、復興への道のりを歩み続ける人たちの生きざまを描く作品。人気テレビドラマ「おしん」などを演出した大木一史監督が脚本から手掛けた。
 豪雨災害から3カ月後、母の訃報を聞き22年ぶりに故郷に足を踏み入れた主人公の元船頭役を人吉市出身の俳優、中原丈雄さん、自分を見捨てた父に心を開こうとしない息子役を渡辺裕太さん。
 水害で壊滅的なまでの被害を受けた球磨川沿いにたたずむ老舗旅館の女将役を清水美砂さんが演じ、その他にも熊本県出身の宮崎美子さん、不破万作さん、篠崎彩奈さんら多彩な俳優陣が出演する。
 映画は一昨年2月にクランクイン。同月下旬から10日ほどかけて郡市で行った最初のロケで冬のシーンを撮影していたこともあり、2回目は主に夏のシーンを撮影。地元の人々がエキストラとして参加するなど、地域全体で映画制作に関わった。

●中原さんら思い語る
 満席の観客が午後2時からの上映を鑑賞。引き続き舞台あいさつでは大木監督と出演者の中原さん、渡辺さんらが登壇し、映画に込めた思いを語った。
 中原さんは「自分の古里で素晴らしい映画に参加できた。小学校から俳優になりたいと思っていた。球磨川くだり発船場近くに住んでいた。いつか俳優になって戻ってこられたらと思っていた。知っている人の中で演じるのは気恥ずかしい」。
 大木監督は「皆さんの地域の後押しがあったから、2021年から4年がかりのプロジェクトが完成できた。最初に被災地で上映できて感銘を受けている。人吉球磨に来るのが喜びになっていたのは事実」と述べた。

●急きょ追加上映
 先行上映会は26、29の両日で、いずれも前売り券は完売という大反響。26日午後2時からの上映は小ホールに入りきれないほどの状況となり、急きょ午後4時半からの上映を追加する事態になった。
 映画を鑑賞した平川のり子さん(72)=あさぎり町=と蓑毛直子さん(67)=錦町=は「映画を見て水害を思い出すが、球磨川は古里の川だから憎むことはできない。普段は当たり前の川だが改めて言われると囁きが伝わり、被害はあったが映画を通し川や霧など自然の美しさを再認識できた。ふるさとの川“球磨川”をこれからも大事にしていきたい」と話していた。
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