HOME

更新履歴
ニュース 流水型ダムに係る環境保全対策アドバイザリー会議 環境影響の最小化追求 2025/06/16

ニュース 医療用ウィッグの髪に 稲葉さん親子が髪の毛を寄付 2025/06/16

ニュース 「くらんど市」230万人達成イベント盛況 2025/06/16

瀬音 瀬音を更新しました 2025/06/16

ニュース 日本製鉄の橋本会長 母校で講演 決意示す 2025/06/14

ニュース 球磨中央高3年生のCS班 基地資料館でガイドに挑戦 2025/06/14

ニュース 霊峰市房山469人駆ける 水上マウンテンパーティー 2025/06/14

瀬音 瀬音を更新しました 2025/06/14

週間ガイド 週間ガイドを更新しました 2025/06/14

ニュース 五木村議選立候補者説明会 現職5人、新人6人出席 2025/06/13

ニュース 森林の保水力を調査 演習林に測定器具設置 2025/06/13

瀬音 瀬音を更新しました 2025/06/13

ニュース 酪農組合女性部 父の日前に首長に牛乳を贈呈 2025/06/12

ニュース 市房山の遭難事故防止対策会議 登山者の安全確保へ 2025/06/12

瀬音 瀬音を更新しました 2025/06/12

ニュース 五木村のお別れ議会開会 2025/06/11

ニュース 人吉地区防犯協会連合会 中学1年生へワイヤ錠を贈る 2025/06/11

瀬音 瀬音を更新しました 2025/06/11

ニュース 県球磨地域振興局が首長らに主要事業説明 2025/06/10

ニュース 田舎の体験交流館「さんがうら」で昔ながらの田植え体験 2025/06/10

流水型ダムに係る環境保全対策アドバイザリー会議 環境影響の最小化追求(2025/06/16) (2025/06/16)
./img/news/20250616052122_1.jpg7731
五木村の頭地大橋上で現地を視察する委員
 3月25日に設置された川辺川の流水型ダムに係る環境保全対策アドバイザリー会議の初会合が13日、国土交通省川辺川ダム砂防事務所(相良村柳瀬)で開かれた。令和17年度のダム完成に向けて、有識者の助言を取り入れながら国、県と協働で環境影響の最小化を追求する。
 昨年10月に公表した流水型ダムに関する環境影響評価レポートは、地球温暖化の進展に伴う降雨特性等の変化などによって生態系の変化が生じる可能性、ダム完成前に実施する試験湛水やダムの運用を行う際、前提としていた調査データに変化が生じる場合がある。
 そのため、同会議ではさらなる環境影響の最小化、環境再生・創出に向けて、今後取り組む環境保全措置の実施計画、現地調査、数値解析、実験等に関する技術的検討に対して有識者が助言を行い、環境保全措置や河川整備に反映していくことを目的に設置した。
 委員は、魚類や流域水管理、景観、水環境、植物など各分野の大学教授や専門職員ら10人。任期はダム完成までだが、必要に応じて変更できるとした。
 流水型ダム環境保全対策検討委員会で協議してきた環境保全措置以外の事業者による取り組みの具体化、試験湛水に伴い林床部に堆積したシルト分による影響確認など8項目を継承。各生物のモニタリング等に関する個別部会等を設置するなど工事の進捗に応じて柔軟に対応する。
 同日は、午前中に現地調査が行われ、欠席とウェブ参加を除く委員8人が相良村川辺の廻り地区、河川改修工事が行われている四浦平川、ダム建設予定地などを視察。水没予定地を抱える五木村の頭地大橋では大型模型実験施設、平場造成の状況について説明を受けた。
 午後は、同砂防事務所で第1回会議が行われ、同砂防事務所の齋藤正徳所長が「県と協働で会議を運営し、ダムの環境影響の最小化、川辺川の自然再生、環境創出に向けて委員の助言をいただき、環境保全対策や河川整備の内容を改善しながら現場でやり続けていくという気持ちで挑んでいきたい」とあいさつ。
 設置趣旨と規約、公開要領の説明の後、事務局が川辺川の流水型ダムにおける今後のモニタリング、河川整備、仮排水路トンネルでのアユの遡上実験結果などについて説明し、今後の取り組みを考える上での論点を整理した。
 委員からは「植物を移植した後、シカの食害から守る措置を」「ダム下流の生態系にプラスに働くような放水パターンを十分検討することが必要」「生物の豊かさを感じられるような再生を目指していくべき」など多様な意見が出された。
ログインして続きを読む

トップへもどる