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流域の住民団体 流水型ダム中止求め集会とパレード(2025/07/15) (2025/07/15)
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ビデオでメッセージを送る潮谷元知事
 国土交通省が川辺川に建設計画する流水型ダムを巡り、反対する流域住民団体が13日、本体建設予定地の相良村で集会とパレードを実施し、「ダムでは命も清流も、豊かな暮らしも守れない」と国、県に中止を求めていくことを宣言した。
 「五木・相良の宝 清流川辺川を守る!七夕集会」と銘打った実行委員会(緒方俊一郎委員長)の主催で、36団体が賛同。国交省が令和9年度の本体着工に向け、球磨川漁協協同組合と補償交渉を進め、ダム建設に関する公聴会を控える中で開催された。
 相良村総合体育館を会場に、約180人が参加。
 流域住民十数人によるリレートークでは、「球磨川と川辺川の合流地点にあるくま川鉄道の第四橋梁がダム化したことが分かっているが、国は一緒に検証しようともしない」「国にだまされている。国、県の守りたいという清流と私たちが思う清流は違う」「被災者として流水型ダムの恩恵を受けるというが、私はダム反対。被災者がダムを望んでいるわけではない」「ダムで自然が変わった。今までの知恵である災害文化がなくなってしまった。どこまで川を犠牲にすればよいのか」と、国、県への姿勢やダムへの疑問を呈した。
 オンラインでは、山形県の運用から5年が経過した最上小国川ダムについて、最上小国川の清流を守る会の川辺孝幸さんが「ダム湖にたまった細かい砂、砂利で雨のたびに濁りが続く。そうすると川底の石が泥まみれとなり、アユの成育に影響する。この3倍も大きい川辺川ダムは絶対に建設すべきではない」。
 ビデオメッセージで登場した元知事の潮谷義子氏は、川辺川ダム事業について住民と国交省、団体などが議論する「住民討論集会」を国土交通省と共に主催した過去を振り返り、ダム建設などの紛争経験から国、県が進める公共事業の教訓として、「公共事業は『法にかない、理にかない、情にかなう』ことが重要であり、県は豪雨災害にまぎれるように流水型ダムを国交省に要望した。地方自治は未来社会からの預かり物。国、県はマイナス要因を含めて未来に返すのか。国、県は地方自治に寄り添うべき」と述べた。
 宣言文では国、県に要望する6つの項目を踏まえ、「丁寧な回答を求め、住民による検証を続け、真実を持って川辺川穴あきダム建設計画を押し戻す」と読み上げ、全会一致で採択した。
 パレードでは「ダムでは命も清流も守れない」という横断幕を掲げ、「清流を守れ」「ダムはいらん」などののぼり旗などを手に、役場から川辺川に架かる夫婦橋を渡り、「知事は日本一の清流を守れ」「村長は、相良村の宝を守れ」と連呼した。
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